児童生徒の通学路として生活する生活道路は、現在法定速度は時速60kmとなっている。

個人研究の中で触れたように、人間が瞬間的に反応出来る速度は時速7kmとなっており、

自転車の速度程度のことである。

また、車に乗っている側の人の死亡リスクは時速40km以上で増加する。

改正交通法では生活道路の法定速度が30kmに大幅に引き下げられたことにより、

車を運転する人が、児童生徒を含めた人の飛び出しに注意を向けることが出来るだろう。

日本に数多く存在する生活道路には、見通しが悪かったり、道幅が狭かったりと

ガードレールや路側帯が置けないままになっている危険な道もある。

簡易的に設置できるガードレールには、車の減速を促す効果が期待でき、現実的であると考える。

今回大型トラックの速度制限の引き上げをも取り上げた。物流の2024年問題を解決する効率的な手段とされているが、

それは運転手の労働条件の改善に繋がっているのかが疑問に残る。また、時速90kmの速さに慣れが生じる。

八街市道で起きた事故は運転手の過失が主な原因であった。

今のトラック運転手の数のまま効率化を目指すのであれば、運転手の労働条件は変わっておらず、居眠りなどの過失が起こり。

甚大な事故が起こりかねない。

痛ましい事故が発生しないためのアプローチを多面的に考察しつづける。